ファストドクター、大阪医科薬科大学と救急医療分野での共同研究を開始

アイキャッチ画像

 

  ファストドクター株式会社(東京都新宿区、代表取締役・医師:菊池 亮、代表取締役:水野 敬志)は、大阪医科薬科大学(大阪府高槻市)と、救急医療分野での共同研究契約を締結いたしました。本契約に基づき、ファストドクターと大阪医科薬科大学は、科学的エビデンスに基づく新しい救急受診支援システムの提案と、同システムが与える社会的効果の定量評価を行い、適切な救急医療の在り方への幅広いエビデンス創出を目指してまいります。

 この度の共同研究では、大阪医科薬科大学が主に学術的に救急受診支援システムにおける質の評価を担当し、ファストドクターが主にサービス機能の体系化を担当する予定です。

 本共同研究は、社会経済の変革にまでつながる具体的成果創出(イノベーションの創出)を目的として、ファストドクターが最適な研究パートナーを探索し、研究課題の検討段階から、学内研究者の研究手法と産業への応用を考慮して検討を加え、合意に至ったものです。

 ファストドクターと大阪医科薬科大学は、この度の共同研究において、双方の強みを最大限に活かし、独創性のある研究成果や知的財産を創出してまいります。更に、その成果を高齢化社会における最適な救急医療サービス創出のために活用しながら、教育・研究機関・政府・官公庁および産業界における新たな価値の創造に繋げ、社会への還元・貢献を目指してまいります。


大阪医科薬科大学 医学部 救急医学教室 山川 一馬 准教授 コメント
山川 一馬 准教授救急搬送者数は年々増加の一途をたどっており、救急医療体制維持のためには、救急車の適正利用は喫緊の課題であると考えます。近年はコロナ禍により、平時より更に救急現場は逼迫している状態であり、新型コロナ感染症のみならず通院が困難である高齢者など必要な方に必要な医療を届ける重要性を感じています。本共同研究により救急搬送の実態を調査し、在宅医療と救急医療の連携により、より多くの患者さんに最適な医療をお届けするシステム構築をファストドクター株式会社と共に進めてまいります。




■ファストドクター株式会社 代表取締役・医師 菊池 亮 コメント
菊池 亮 代表医師
この度のコロナ禍は、従来の医療体制の弱い部分が明らかになったように思います。今後の少子高齢化に向けては、少ない担い手で数多くの生活者を支えていかなくてはなりません。本共同研究により、救急搬送の実態を調査し、在宅医療の連携余地を調査してまいります。今後も、より多くの患者さんに良質な医療を提供できるような世界を目指してまいります。





【大阪医科薬科大学 医学部 救急医学教室 山川 一馬 准教授 プロフィール】
山川 一馬(やまかわ かずま)
職歴及び学歴:
平成15年3月 北海道大学医学部医学科卒業
平成15年4月 大阪大学 特殊救急部(救急医学講座)入局
平成26年3月 大阪大学大学院医学研究科博士課程 修了
平成26年9月 Beth Israel Deaconess Medical Center/Harvard Medical School
平成27年6月 Brigham and Women's Hospital/Harvard Medical School
平成28年9月 大阪急性期・総合医療センター 救急診療科 医長
令和2年4月     大阪医科薬科大学 救急医学教室 准教授 現在に至る

所属学会・認定医など:
・日本救急医学会(専門医・指導医)
・日本外科学会(専門医)
・日本外傷学会(専門医) など

所属:大阪医科薬科大学 医学部 救急医学教室
所在地:〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号
URL:https://www.osaka-med.ac.jp/deps/emm/


【ファストドクター株式会社 代表取締役・医師 菊池 亮 プロフィール】
菊池 亮(きくち りょう)
学歴及び職歴:
平成22年 帝京大学医学部卒業
帝京大学医学部附属病院、関連病院にて整形外科に従事
平成28年 ファストドクター株式会社を創業し代表取締役に就任。帝京大学医学部救急医学講座を兼務

所属学会・認定医など:
・日本整形外科学会専門医
・日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
・一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会認定指導医
・一般社団法人日本在宅救急医学会評議員
・一般社団法人日本在宅ケアアライアンス 災害対策委員会 新型コロナウイルス感染症対策班プロトコール作成ワーキンググループメンバー